著作物性 最高裁判決意匠法デザイナー知財 「TRIPP TRAPP」最高裁判決──量産実用品の著作物性に最高裁が初めて明確な基準を示した意義 2026年5月12日 ノルウェー発の子ども用椅子「TRIPP TRAPP(トリップ・トラップ)」は、長年にわたり高いデザイン性をもつ製品として知られてきました。本件で争われたのは、この椅子の形状そのものが著作権法上の「著作物」に当たるのか、そして競合製品の製造販売が著作権侵害や不正競争に当たるのか、という点です。量産され、日常生活の中で実用... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償契約依拠性漫画 出版4社対Cloudflare事件――CDN事業者の幇助責任とキャッシュ送信の著作権法上の評価 2026年4月9日 事案の概要――海賊版サイトとCDNサービスの関係 大手出版社4社(KADOKAWA・講談社・集英社・小学館)が、海賊版漫画サイトにCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービスを提供していた米国Cloudflare社に対して出版権侵害に基づく損害賠償を求めた事案です。令和7年11月19日、東京地裁は約5億円の賠... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償翻案創作性差止請求 類似するゲーム画面と翻案権侵害――釣りゲータウン事件が示した「全体比較論」の射程 2026年4月9日 はじめに 「このゲーム、あの人気タイトルとそっくりだ」――スマートフォンゲームの世界では、ヒット作が現れるたびに類似作品が登場するのが常です。しかし、画面構成が似ているだけで著作権侵害が成立するわけではありません。 本稿では、携帯電話向け釣りゲーム同士の著作権侵害が争われた「釣りゲータウン事件」(知財高裁平成24年8月... 大熊 裕司
著作権の利用 美術の著作物引用写真の著作物私的使用 絵画を買っても著作権は手に入らない?――所有権・展示権・契約によるオーバーライド問題を整理する 2026年4月9日 はじめに お気に入りの画家から直接購入した一枚の絵。自宅に飾って眺める喜びは格別ですが、友人のレストランオーナーから「店にも飾りたい」と言われたとき、あなたは迷わず「いいよ」と答えられるでしょうか。 実は、絵画を購入して手に入るのは「物としての所有権」であって、「著作権」は画家のもとに留まります。そして著作権のなかには... 大熊 裕司
写真の著作物 損害賠償複製権公衆送信権氏名表示権 SNSで写真やイラストを無断転載された場合の対処法【弁護士が解説】 2026年4月8日 X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSで、自分の写真やイラスト、文章を無断で転載されるケースが増えています。「自分の作品が勝手に使われているが、どうすればいいかわからない」というご相談は、当事務所でも非常に多くいただいています。 この記事では、SNSでの無断転載に遭った場合の具体的な対処法... 大熊 裕司
著作権侵害 損害賠償契約SNS発信者情報開示 発信者情報開示請求とは?手続きの流れ・費用・期間を弁護士が解説 2026年4月8日 SNSでの誹謗中傷、著作権侵害、名誉毀損などの被害に遭った場合、加害者が匿名であっても、法的手続きにより相手を特定し、損害賠償を請求することが可能です。その手続きが「発信者情報開示請求」です。 2022年10月に施行された改正プロバイダ責任制限法では、新たに「発信者情報開示命令」制度が創設され、従来よりも迅速かつ効率的... 大熊 裕司
著作権侵害 依拠性生成AIAI学習類似性 AI生成物に著作権はある?生成AIと著作権法の関係をわかりやすく解説 2026年4月8日 ChatGPTやMidjourney、Stable Diffusionなどの生成AIの普及により、「AIが作った文章や画像に著作権はあるのか」「AIに自分の作品を学習されたらどうすればいいのか」というご相談が急増しています。 この記事では、AI生成物と著作権法の関係について、現行法の解釈と実務上の注意点をわかりやすく解... 大熊 裕司
著作権侵害 依拠性生成AIAI学習プロンプト 「依拠(いきょ)」とは?生成AIで問題になる著作権侵害・盗作の判断基準をやさしく解説 2026年2月11日 生成AIで画像や文章、音楽を作れる時代になりました。「似ている作品が出てきたけど、これって著作権侵害なの?」という相談も増えています。 ここで多くの方が最初に気にするのは「似ているかどうか」ですが、実はもう一つ、同じくらい重要なキーワードがあります。それが 「依拠(いきょ)」 です。... 大熊 裕司
映画の著作物 映画の著作物氏名表示権youtube出版社 付属DVD映像を無断でYouTube公開?出版社でも「氏名表示権」で賠償された判例(知財高裁R6.3.28) 2026年1月7日 控訴審(知財高裁 令和6年3月28日判決・令和5年(ネ)10093号)は、出版社の公開行為について「制作者の著作権(財産権)の侵害は認めない」としつつも、「作者名を表示しない公開」は氏名表示権(著作者人格権)の侵害として賠償を命じました(慰謝料80万円+弁護士費用8万円=計88万円)。... 大熊 裕司
著作権侵害 損害賠償ライセンス海賊版第114条 著作権侵害の損害賠償はいくら?著作権法114条(1項・2項・3項)と最新裁判例でわかる算定方法 2025年12月20日 著作権侵害の損害賠償はいくら?著作権法114条(1項・2項・3項)と最新裁判例でわかる算定方法... 大熊 裕司