著作物 フリーランス必見!著作権トラブルを防ぐための法的対策 2025年1月18日 以下では、フリーランスによる創作業務をめぐる著作権の論点を、解説いたします。題材としては「フリーランスのデザイナーが、企画提案の一環で制作した試作品(モックアップ)を発注企業が無断で活用し続けている」という事例を設定し、そこから生じる著作権上の問題点や実務上の注意点を中心に取り上げます。なお、本稿はあくまで一般的な法的...大熊 裕司
著作権の権利制限 改正著作権法 第30条の4解説:AI・ビッグデータ時代の著作権法 2025年1月8日 はじめに 近年、AI(人工知能)やビッグデータなどの新技術が急速に発展し、大量のデータを収集・分析することで、多様なサービスや製品を開発する動きが活発になっています。こうした社会変革の潮流に対応するため、2018年(平成30年)の著作権法改正では、「柔軟な権利制限規定」と呼ばれる仕組みが導入されました。その中でも特に注...大熊 裕司
著作権の権利制限 改正著作権法:AI・ビッグデータ時代の「柔軟な権利制限規定」 2025年1月8日 近年、AI(人工知能)やビッグデータなどのテクノロジーが急速に発展し、大量の情報を収集・分析して新たな価値を生み出すサービスが次々と登場しています。こうした新技術を活用する際、著作物の一部を取り込んだり解析したりする場合がありますが、従来の著作権法の考え方では、すべて著作権者の許諾が必要とされるケースが多く、社会の実情...大熊 裕司
著作権侵害 キャラクター商品のリメイク販売-著作権等の観点から 2025年1月4日 はじめに キャラクター商品のリメイク行為、いわゆる「改造して販売する」行為は、近年のハンドメイドブームやSNSを通じた個人クリエイターの台頭なども相まって、たびたび話題に上るテーマです。すでに正規購入したキャラクターグッズを、個人が独自にアレンジ(例:服を切り貼りして別のデザインを施す、フィギュアを塗装し直す)し、それ...大熊 裕司
著作権侵害 SNSでの炎上事例と対応策-著作権侵害その他 2025年1月4日 はじめに SNS時代において、企業や個人の投稿が「炎上」するリスクは避けられません。特に、著作権侵害や不適切な行為や発言が引き金となるケースが多く見られます。本記事では、それぞれの炎上事例を具体的に紹介し、原因と対応策を詳細に解説します。 1.著作権侵害による炎上事例 1.1.無断転載による炎上 事例1:人気アーティス...大熊 裕司
著作物性 TRIPP TRAPP事件(第2回・知財高裁平成27年4月14日判決) 2025年1月1日 1.判決の基本情報 事件番号:知的財産高等裁判所判決/平成26年(ネ)第10063号 判決日:平成27年4月14日 判示事項:被控訴人(被告)が製造販売する幼児用椅子(被控訴人製品)が、控訴人(原告)製造の「TRIPP TRAPP」椅子(控訴人製品)の著作権や不正競争防止法上の権利を侵害するか否かが争点でした。本判決で...大熊 裕司
美術の著作物 “BAO BAO”バッグ事件 2024年12月31日 1.はじめに 本記事では、「不正競争行為差止等請求事件」(東京地方裁判所判決/平成29年(ワ)第31572号/令和元年6月18日)について、判決日や出典等の基本情報を整理したうえで、どのような事案が争われ、裁判所がどのような基準と判断を示したのかを詳しく解説します。本件は、ファッションアイテムのうち特にバッグの外観デザ...大熊 裕司
著作者人格権 パロディと著作権法の関係—替え歌やパロディが違法となる理由とは? 2024年10月19日 パロディは、文化や日常生活においてしばしば目にする表現形式です。特に音楽や映像を題材にしたパロディは、コミカルな要素や風刺を加えて観客を楽しませる手段として知られています。しかし、パロディには著作権の問題が絡むことが多く、特に替え歌やパロディが著作権法上問題となるケースが多くあります。今回の記事では、パロディと著作権法...大熊 裕司
著作権侵害 海賊版サイト「漫画村」に関連する広告を提供した広告代理店に対する損害賠償を認定した裁判例 2024年8月31日 令和4年6月29日に知財高裁で下された判決は、漫画家が自らの著作物を違法に公開した海賊版サイト「漫画村」に関連する広告を提供した広告代理店に対して損害賠償を請求した事件に関するものです。この事件は、著作権侵害に関与する行為がどのように評価されるのかという点で、非常に重要な判例となっています。...大熊 裕司