NEW! 判例紹介 著作権で勝てない…でも諦めない:一般不法行為(民法709条)が成立する条件と裁判例(北朝鮮事件・バンドスコア・囲碁将棋) 2025年12月17日 北朝鮮事件最判後の「壁」と、近時の肯定例(バンドスコア/囲碁将棋チャンネル)から学ぶ実戦的チェックポイント... 大熊 裕司
NEW! 著作権侵害 まだ「似てたら著作権侵害」と思っていませんか? 生成AI時代に必須の『依拠』の知識 2025年12月17日 依拠とは 「他人の作品を手がかりにして、自分の作品を作っているかどうか」ということを指します。 AIが登場したからといって、著作権の仕組みがゼロから作り直されたわけではありません。 人が創作する場合に使われてきた「依拠」の考え方を、AIにもどう応用していくか ──その調整作業が今まさに進んでいる、というイメージに近いで... 大熊 裕司
判例紹介 Twitterスクショ裁判の全貌~なぜ判決は覆ったのか? 2025年6月15日 はじめに Twitter(現X)をはじめとするSNSで、他人の投稿のスクリーンショット(以下、スクショ)を自身の投稿に添付して共有する――この、あまりにも日常的な行為の法的な是非が、真っ向から問われた裁判があります。 一審の東京地方裁判所(令和3年12月10日判決・裁判所ウェブサイト)は「著作権侵害にあたる(違法)」と... 大熊 裕司
著作権の利用 フリーランス必見!著作権トラブルを防ぐための法的対策 2025年1月18日 以下では、フリーランスによる創作業務をめぐる著作権の論点を、解説いたします。題材としては「フリーランスのデザイナーが、企画提案の一環で制作した試作品(モックアップ)を発注企業が無断で活用し続けている」という事例を設定し、そこから生じる著作権上の問題点や実務上の注意点を中心に取り上げます。なお、本稿はあくまで一般的な法的... 大熊 裕司
著作権の権利制限 改正著作権法 第30条の4解説:AI・ビッグデータ時代の著作権法 2025年1月8日 はじめに 近年、AI(人工知能)やビッグデータなどの新技術が急速に発展し、大量のデータを収集・分析することで、多様なサービスや製品を開発する動きが活発になっています。こうした社会変革の潮流に対応するため、2018年(平成30年)の著作権法改正では、「柔軟な権利制限規定」と呼ばれる仕組みが導入されました。その中でも特に注... 大熊 裕司
著作権の権利制限 改正著作権法:AI・ビッグデータ時代の「柔軟な権利制限規定」 2025年1月8日 近年、AI(人工知能)やビッグデータなどのテクノロジーが急速に発展し、大量の情報を収集・分析して新たな価値を生み出すサービスが次々と登場しています。こうした新技術を活用する際、著作物の一部を取り込んだり解析したりする場合がありますが、従来の著作権法の考え方では、すべて著作権者の許諾が必要とされるケースが多く、社会の実情... 大熊 裕司
著作権侵害 キャラクター商品のリメイク販売-著作権等の観点から 2025年1月4日 はじめに キャラクター商品のリメイク行為、いわゆる「改造して販売する」行為は、近年のハンドメイドブームやSNSを通じた個人クリエイターの台頭なども相まって、たびたび話題に上るテーマです。すでに正規購入したキャラクターグッズを、個人が独自にアレンジ(例:服を切り貼りして別のデザインを施す、フィギュアを塗装し直す)し、それ... 大熊 裕司
著作権侵害 SNSでの炎上事例と対応策-著作権侵害その他 2025年1月4日 はじめに SNS時代において、企業や個人の投稿が「炎上」するリスクは避けられません。特に、著作権侵害や不適切な行為や発言が引き金となるケースが多く見られます。本記事では、それぞれの炎上事例を具体的に紹介し、原因と対応策を詳細に解説します。 1.著作権侵害による炎上事例 1.1.無断転載による炎上 事例1:人気アーティス... 大熊 裕司
美術の著作物 TRIPP TRAPP事件(第2回・知財高裁平成27年4月14日判決) 2025年1月1日 1.判決の基本情報 事件番号:知的財産高等裁判所判決/平成26年(ネ)第10063号 判決日:平成27年4月14日 判示事項:被控訴人(被告)が製造販売する幼児用椅子(被控訴人製品)が、控訴人(原告)製造の「TRIPP TRAPP」椅子(控訴人製品)の著作権や不正競争防止法上の権利を侵害するか否かが争点でした。本判決で... 大熊 裕司