著作物性 インスタグラムストーリーの無断投稿:著作権・肖像権侵害裁判例 2025年3月22日 以下では、東京地裁判決(令和元年(ワ)第31972号、令和2年9月24日判決・裁判所ウェブサイト)に関する解説を記載しました。とりわけ「動画の著作物性」と「肖像権侵害の成立要件」に焦点をあててご説明いたします。実務上のポイントや留意点にも言及しておりますので、ご参考になりましたら幸いです。 1.判決の概要 本件は、夫婦...大熊 裕司
美術の著作物 応用美術か意匠か?布団柄の著作権侵害を否定した大阪高裁判決 2025年2月16日 応用美術か意匠か?布団柄の著作権侵害を否定した大阪高裁判決 大阪高裁令和5年4月27日判決(令4(ネ)745号・裁判所ウェブサイト)...大熊 裕司
判例紹介 バンドスコア耳コピ模倣は不法行為?東京高裁が逆転判決 2025年2月7日 以下では、「バンドミュージックの楽曲を耳で聴き取って(聴音)制作したバンドスコアが、著作権法上の保護対象外であっても、不法行為に基づく損害賠償責任が肯定された事例」について、分かりやすいように解説いたします(東京地判令和3年9月28日、東京高判令和6年6月19日)(Westlaw Japan)。本件は、一審が原告の請求...大熊 裕司
パブリシティ権 AI時代の『肖声権』『人声権』『声のパブリシティ権』とは? 2025年1月18日 はじめに 私たちは日常生活の中で何気なく声を使ってコミュニケーションをしています。対面や電話、ビデオ会議に限らず、SNSの音声投稿やライブ配信など、声がメインとなる場面はますます増えています。しかし近年、AI技術の進歩によって「ディープフェイク」や「音声合成ソフト」を用いて他人の声を模倣・改変することが容易になり、その...大熊 裕司
著作物 フリーランス必見!著作権トラブルを防ぐための法的対策 2025年1月18日 以下では、フリーランスによる創作業務をめぐる著作権の論点を、解説いたします。題材としては「フリーランスのデザイナーが、企画提案の一環で制作した試作品(モックアップ)を発注企業が無断で活用し続けている」という事例を設定し、そこから生じる著作権上の問題点や実務上の注意点を中心に取り上げます。なお、本稿はあくまで一般的な法的...大熊 裕司