著作権侵害 令和5年著作権法改正 2024年8月31日 令和5年著作権法改正は、デジタル時代の著作物利用に対応するための重要な法改正として注目を集めています。この改正は、デジタルコンテンツの普及やインターネットの利用が急速に拡大する中で、著作権保護と利用者の利便性のバランスを見直すことを目的としています。以下では、この改正の背景、具体的な改正内容、およびその影響について詳し... 大熊 裕司
建築の著作物 建築の著作物とはーグルニエダイン事件・シノブ設計事件・ノグチ・ルーム事件 2024年4月21日 建築の著作物は、著作権法第10条1項5号において著作物の一類型として列挙されています。 (著作物の例示) 第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである (略) 五 建築の著作物 建築の著作物は、一般的に美術の著作物の一類型と考えられています。著作権法で保護されるのは建築の著作物ですので、著作物性が... 大熊 裕司
美術の著作物 たこの滑り台事件ー応用美術 2024年4月21日 知財高裁令和3年12月8日判決言渡 令和3年(ネ)第10044号 著作権侵害控訴事件 (原審・東京地方裁判所令和元年(ワ)第21993号) https://www.ip.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail?id=5669 事件の概要 本件は、控訴人Aが被控訴人Bに対し、訴外会社Cが製... 大熊 裕司
建築の著作物 ノグチ・ルーム事件ー建築の著作物 2024年4月21日 平成15年(ヨ)第22031号 著作権仮処分命令申立事件 https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/053/011053_hanrei.pdf 申立の概要 債務者である「学校法人慶應義塾」は、三田キャンパスにおいて、慶應義塾大学大学院法務研究科 (以下「法科大学院」という... 大熊 裕司
美術の著作物 ファービー事件(仙台高判平成14年7月9日)-応用美術 2024年4月21日 仙台高等裁判所 平成12年(う)第63号 著作権法違反被告事件 (原審 山形地方裁判所 平成11年(わ)第167号 平成12年3月31日判決 宣告) 仙台高等裁判所 平成13年(う)第177号 著作権法違反被告事件 (原審 山形地方裁判所 平成111年(わ)第184号 平成13年9月26日判決 宣告) https:... 大熊 裕司
メディア掲載 フジテレビ「めざましテレビ」の取材を受けました(2024年2月7日) 2024年2月16日 発売前の漫画をネットで公開する「前バレ」の著作権法に関する問題について、解説しました。 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/70858f4165db9122f9547a202e65e39e5718024e ... 大熊 裕司
著作物 ブログの著作物性 2023年12月1日 ブログの著作物性について 「ライブドア裁判傍聴記事件」 平成20年(ネ)第10009号 発信者情報開示等請求控訴事件 (原審・東京地方裁判所平成19年(ワ)第9982号) https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/627/036627_hanrei.pdf この事件はブ... 大熊 裕司
著作権の権利制限 著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用(著作権法30条の4) 2023年12月1日 第30条の4 著作物は、次に掲げる場合その他の当該著作物に表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人に享受させることを目的としない場合には、その必要と認められる限度において、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することと... 大熊 裕司
著作権の権利制限 政治上の演説等の利用(著作権法第40条) 2023年7月23日 著作権法第40条は、政治上の演説等に関する権利制限規定です。 公開して行われた政治上の演説又は陳述及び裁判手続における公開の陳述について、国民が広く知ることができるように設けられた規定です。 裁判手続きについては、行政庁が行う審判やその他の準司法的な手続きも含まれます。... 大熊 裕司
美術の著作物 漫画の著作物について 2023年7月23日 漫画については、一般的には美術の著作物の一つということになりますが、漫画にはセリフがあり、ストーリーもあることから場合によっては言語の著作物としても保護される可能性があります。 漫画については、「ポパイ事件」と「キャンディキャンディ事件」の2つの有名な最高裁判例があります。... 大熊 裕司