よくある質問(FAQ)|著作権の相談でよくいただくご質問

著作権についてのよくある質問

Q1. 著作権侵害かどうか、どうやって判断すればいいですか?

複製・翻案による侵害では、対象の著作物性、既存の著作物への依拠性、創作的な表現の類似性が主な判断点です。さらに、権利の帰属・保護期間、利用行為の内容、許諾の有無、引用などの権利制限規定が適用されるかも確認します。似ているというだけで直ちに侵害とは判断できません。

Q2. SNSで自分の写真が無断転載されました。どうすればいいですか?

まずはスクリーンショットなどで証拠を保全してください。その上で、投稿者への直接の削除請求、プラットフォームへの通報、それでも解決しない場合は発信者情報開示請求を経て損害賠償請求を行うことができます。早めに弁護士にご相談いただくことで、証拠の散逸を防ぎ、スムーズな対応が可能になります。

Q3. AIが生成した文章や画像にも著作権はありますか?

著作権法2条1項1号は、著作物を「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義しています。AIが自律的に生成したものは著作物に当たらないと考えられていますが、人がAIを道具として用い、創作意図と創作的寄与が認められる場合は、その人の著作物となり得ます。単に指示や選択をしただけで必ず著作権が生じるわけではなく、具体的な関与を総合的に検討します。

Q4. 他人の著作物を引用したいのですが、どこまで許されますか?

著作権法32条の引用は、公表された著作物について、公正な慣行に合致し、報道・批評・研究などの引用目的上正当な範囲内で行う必要があります。引用の必要性、本文との主従関係、引用部分の明確な区別などを具体的に検討し、48条に従った出所明示も必要です。出典を書くだけで自由に転載できるわけではありません。

Q5. 著作権侵害の損害賠償額はどのくらいですか?

損害賠償額は、侵害の態様・規模・期間、著作物の性質や市場価値などにより大きく異なります。著作権法では損害額の推定規定(第114条)があり、実務上は使用料相当額を基準に算定されることが多いです。具体的な見通しについては、事案の詳細をお聞かせいただいた上でお伝えいたします。

Q6. 発信者情報開示請求とは何ですか?費用と期間はどのくらいかかりますか?

発信者情報開示請求は、インターネット上で著作権侵害や名誉毀損などを行った匿名の相手を特定するための法的手続きです。2022年10月に発信者情報開示命令制度が施行され、現在は情報流通プラットフォーム対処法(旧称:プロバイダ責任制限法)に基づきます。開示の可否は法定の要件や事業者が保有する情報によります。費用・期間は事案によりますので、まずはご相談ください。

Q7. 相談は無料ですか?費用はどのくらいかかりますか?

法律相談は有料です。初回のご相談時に事案の概要をお伺いし、今後の見通しと対応方針をご説明いたします。相談料・着手金・報酬金については料金案内のページをご覧ください。事案の内容に応じてお見積りをお出しいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

Q8. 遠方なのですが、オンラインでの相談はできますか?

はい、Zoom等のビデオ会議ツールを利用したオンライン相談に対応しております。全国どこからでもご相談いただけます。

参考:文化庁「AIと著作権について」、文化庁「文化芸術活動に関する法的問題についてよくあるご質問」

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大熊裕司
弁護士 大熊 裕司
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