判例紹介 共同著作物ノンタン絵本 「ノンタン事件」――共同著作物の表示は覆せるか(東京高判平成11年11月17日) 2026年4月24日 1. はじめに 書店の絵本コーナーで誰もが一度は目にする『ノンタン』シリーズ。白い子猫が表紙で笑う初期三部作の奥付には、かつて二人の著作者名が並んでいました。ところが現在、書店で手に取るノンタンには、一人の著作者名しか記されていません。 奥付からひとつの名前が消えた背景には、夫婦だった二人の著作者の離婚と、その後十年近... 大熊 裕司