判例紹介 損害賠償翻案創作性差止請求 類似するゲーム画面と翻案権侵害――釣りゲータウン事件が示した「全体比較論」の射程 2026年4月9日 はじめに 「このゲーム、あの人気タイトルとそっくりだ」――スマートフォンゲームの世界では、ヒット作が現れるたびに類似作品が登場するのが常です。しかし、画面構成が似ているだけで著作権侵害が成立するわけではありません。 本稿では、携帯電話向け釣りゲーム同士の著作権侵害が争われた「釣りゲータウン事件」(知財高裁平成24年8月... 大熊 裕司
著作物性 著作物性翻案複製権創作性 ドラゴンクエストⅤ主人公名 著作権判決の全貌 2025年4月27日 本稿は、令和5年10月20日に言い渡された東京地方裁判所判決(令和3年(ワ)第27154号・裁判所ウェブサイト)及び令和6年4月23日に言い渡された知的財産高等裁判所判決(令和5年(ネ)第10104号・裁判所ウェブサイト)を素材に、ゲーム原作の小説と映画の間で争われた「キャラクター名の著作物性」・「出版契約上の協議義務... 大熊 裕司
著作物性 著作物性翻案複製権翻案権 サウジ向け教務システム著作権侵害裁判:経緯と最終判決を詳解 2025年3月22日 知的財産高等裁判所令和3年5月17日判決(不当利得返還等請求控訴事件・同附帯控訴事件、令和2年(ネ)第10065号、令和3年(ネ)第10009号)および、これに先立つ東京地裁令和2年11月16日判決(不当利得返還等請求事件、平成30年(ワ)第36168号)を題材に、いわゆる「サウジアラビア電子機器・家電製品研修所向け教... 大熊 裕司
著作権侵害 翻案複製権翻案権二次的著作物 キャラクター商品のリメイク販売-著作権等の観点から 2025年1月4日 はじめに キャラクター商品のリメイク行為、いわゆる「改造して販売する」行為は、近年のハンドメイドブームやSNSを通じた個人クリエイターの台頭なども相まって、たびたび話題に上るテーマです。すでに正規購入したキャラクターグッズを、個人が独自にアレンジ(例:服を切り貼りして別のデザインを施す、フィギュアを塗装し直す)し、それ... 大熊 裕司
美術の著作物 著作物性複製権創作性美術の著作物 “BAO BAO”バッグ事件 2024年12月31日 1.はじめに 本記事では、「不正競争行為差止等請求事件」(東京地方裁判所判決/平成29年(ワ)第31572号/令和元年6月18日)について、判決日や出典等の基本情報を整理したうえで、どのような事案が争われ、裁判所がどのような基準と判断を示したのかを詳しく解説します。本件は、ファッションアイテムのうち特にバッグの外観デザ... 大熊 裕司
音楽の著作物 翻案複製権創作性翻案権 音楽の著作物における編曲と著作権の考察 2024年11月6日 音楽は日常生活の中で広く親しまれており、さまざまな場面で再生され、編曲され、利用されています。しかし、音楽に関する著作権の問題は非常に複雑で、特に編曲に関してはその範囲や権利の扱いが難しい問題となることが多いです。本ブログでは、音楽の著作物における「編曲」とその著作権上の取り扱いについて、判例を交えながら詳しく解説しま... 大熊 裕司
著作権侵害 音楽翻案翻案権二次的著作物 パロディと著作権法の関係—替え歌やパロディが違法となる理由とは? 2024年10月19日 パロディは、文化や日常生活においてしばしば目にする表現形式です。特に音楽や映像を題材にしたパロディは、コミカルな要素や風刺を加えて観客を楽しませる手段として知られています。しかし、パロディには著作権の問題が絡むことが多く、特に替え歌やパロディが著作権法上問題となるケースが多くあります。今回の記事では、パロディと著作権法... 大熊 裕司
著作物 翻案複製権創作性翻案権 二次的著作物とは(2) 2024年8月31日 著作権法は、創作された著作物に対して著作者に一定の権利を付与し、その権利を保護することを目的としています。著作物とは、創作的な思想や感情を表現したものであり、小説や絵画、音楽、映画などがその典型例です。しかし、創作活動はそれにとどまらず、既存の著作物を基に新たに創作された「二次的著作物」も多く存在します。この記事では、... 大熊 裕司
美術の著作物 損害賠償翻案複製権美術の著作物 たこの滑り台事件ー応用美術 2024年4月21日 知財高裁令和3年12月8日判決言渡 令和3年(ネ)第10044号 著作権侵害控訴事件 (原審・東京地方裁判所令和元年(ワ)第21993号) https://www.ip.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail?id=5669 事件の概要 本件は、控訴人Aが被控訴人Bに対し、訴外会社Cが製... 大熊 裕司