判例紹介 複製権公衆送信権職務著作VTuber VTuberイラストの無断転載ポストにX(旧Twitter)への削除命令——カバー株式会社対X Corp.投稿記事削除請求事件(東京地判令和7年10月30日) 2026年8月9日 はじめに SNS上でイラストを無断転載される被害は、企業・クリエイターを問わず後を絶ちません。無断転載を見つけたとき、まず思い浮かぶ対応は「投稿者本人に削除を求める」「プラットフォームの通報フォームから削除申請をする」というものでしょう。しかし、それでも投稿が消えないとき、権利者には「プラットフォーム事業者そのものを被... 大熊 裕司
言語の著作物 翻案複製権依拠性小説 ネット小説の盗作主張はなぜ退けられたのか――SBクリエイティブ刊行小説への依拠性を否定した知財高裁判決(令和8年6月29日・令和8年(ネ)第10024号) 2026年8月8日 この記事のポイント 結論は請求棄却(控訴棄却)。 裁判所は、被告小説がネット公開された作品に依拠することなく創作されたと認定しており、SBクリエイティブ側に盗作があったと認定された事案ではありません 著作権侵害には「依拠性」(元の作品を材料にしたこと)と「表現の同一性」の両方が必要で、どちらか一方でも欠ければ侵害になら... 大熊 裕司
判例紹介 複製権公衆送信権私的使用 企業内での著作物コピーと私的使用の限界――著作権法30条1項の適用範囲と公衆送信権の交錯 2026年4月9日 社内会議用の資料コピーや記事回覧は「私的使用」にならない?企業内複製が著作権侵害となる理由と、適法にする方法(許諾・クリッピングサービス等)を弁護士が解説。... 大熊 裕司
著作権侵害 複製権引用公衆送信権SNS 無断転載はどこから違法?著作権侵害の基準とSNSでの対処法を弁護士が解説 2026年4月8日 無断転載はどこからが著作権侵害になるのか、スクショ・引用RT・保存の線引きを弁護士が解説。無断転載された側の削除請求・損害賠償の手順、してしまった側の対応まで。SNSトラブルの相談も受付中。... 大熊 裕司
判例紹介 著作物性複製権引用公衆送信権 Twitterスクショ裁判の全貌~なぜ判決は覆ったのか? 2025年6月15日 はじめに Twitter(現X)をはじめとするSNSで、他人の投稿のスクリーンショット(以下、スクショ)を自身の投稿に添付して共有する――この、あまりにも日常的な行為の法的な是非が、真っ向から問われた裁判があります。 一審の東京地方裁判所(令和3年12月10日判決・裁判所ウェブサイト)は「著作権侵害にあたる(違法)」と... 大熊 裕司
判例紹介 複製権著作者人格権契約同一性保持権 大学の先生が書いた研究報告書、著作権は誰のもの? 2025年5月26日 今回は、大学の先生が行った研究の成果、例えば研究報告書などの著作権が誰に帰属するのか、という少し難しいけれど大切な問題について、一つの裁判例「北見市環境調査報告書事件」をもとに分かりやすく解説してみたいと思います。... 大熊 裕司
著作物性 著作物性翻案複製権創作性 ドラゴンクエストⅤ主人公名 著作権判決の全貌 2025年4月27日 本稿は、令和5年10月20日に言い渡された東京地方裁判所判決(令和3年(ワ)第27154号・裁判所ウェブサイト)及び令和6年4月23日に言い渡された知的財産高等裁判所判決(令和5年(ネ)第10104号・裁判所ウェブサイト)を素材に、ゲーム原作の小説と映画の間で争われた「キャラクター名の著作物性」・「出版契約上の協議義務... 大熊 裕司
著作物性 著作物性翻案複製権翻案権 サウジ向け教務システム著作権侵害裁判:経緯と最終判決を詳解 2025年3月22日 知的財産高等裁判所令和3年5月17日判決(不当利得返還等請求控訴事件・同附帯控訴事件、令和2年(ネ)第10065号、令和3年(ネ)第10009号)および、これに先立つ東京地裁令和2年11月16日判決(不当利得返還等請求事件、平成30年(ワ)第36168号)を題材に、いわゆる「サウジアラビア電子機器・家電製品研修所向け教... 大熊 裕司
法定利用行為 複製権美術の著作物公衆送信権写真の著作物 ホテルロビーやギャラリー展示の著作権トラブル対策 2025年1月6日 1. はじめに 著作物を購入した場合、その物理的な所有権は買主に移転します。しかし、美術作品や写真などの著作物に関しては、著作権の諸権利ー具体的には複製権(著作権法第21条)、上映権(同法第22条の2)、公衆送信権(同法第23条)、展示権(同法第25条)などーは必ずしも当然に買主へ移転するわけではありません。著作権は著... 大熊 裕司
著作権侵害 翻案複製権二次的著作物翻案権 キャラクター商品のリメイク販売-著作権等の観点から 2025年1月4日 キャラクターグッズのリメイク・ハンドメイド販売はどこから違法?著作権・商標権の観点からリスクの線引きと、警告を受けた場合の対応を弁護士が解説。... 大熊 裕司