映画の著作物 契約ライセンスキャラクター商品化権 期間の定めのない独占的利用許諾契約は解約できるか——円谷プロダクションの請求を認め、ユーエム社の海外利用権不存在を確認した事例(ウルトラマン海外利用権事件・東京地裁令和8年5月14日判決) 2026年8月9日 はじめに キャラクターや映像作品のライセンス契約には、期間を定めないまま結ばれ、何十年も生き続けているものがあります。署名した当人が亡くなり、承継した会社同士が海外で争うようになったとき、その契約はいつまで拘束力を持つのでしょうか。 本記事で取り上げるのは、東京地方裁判所民事第47部 令和8年(2026年)5月14日判... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償契約依拠性漫画 出版4社対Cloudflare事件――CDN事業者の幇助責任とキャッシュ送信の著作権法上の評価 2026年4月9日 事案の概要――海賊版サイトとCDNサービスの関係 大手出版社4社(KADOKAWA・講談社・集英社・小学館)が、海賊版漫画サイトにCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービスを提供していた米国Cloudflare社に対して出版権侵害に基づく損害賠償を求めた事案です。令和7年11月19日、東京地裁は約5億円の賠... 大熊 裕司
著作権侵害 損害賠償契約SNS発信者情報開示 発信者情報開示請求とは?手続きの流れ・費用・期間を弁護士が解説 2026年4月8日 SNSでの誹謗中傷、著作権侵害、名誉毀損などの被害に遭った場合、加害者が匿名であっても、法的手続きにより相手を特定し、損害賠償を請求することが可能です。その手続きが「発信者情報開示請求」です。 2022年10月に施行された改正プロバイダ責任制限法では、新たに「発信者情報開示命令」制度が創設され、従来よりも迅速かつ効率的... 大熊 裕司
パブリシティ権 損害賠償契約差止請求ゲーム 最高裁が「物のパブリシティ権」を否定 ーギャロップレーサー事件 2025年11月11日 第1 事案の概要 1 事実関係 原告は、本件各競走馬を所有し、又は所有していた者ら(馬主)です。被告は、ゲームソフトの製造販売を業とする株式会社(テクモ株式会社)です。 被告は、原告らの承諾を得ないで、原告らが所有等する競走馬の名称を使用した家庭用及び業務用の競馬ゲームソフト(商品名「ギャロップレーサー」、「ギャロップ... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償契約不正競争防止法を訴えた事件 判例解説:ペットサプリ「ワンスプーン」事件に見る、不正競争防止法と一般不法行為の交錯点 2025年8月3日 不正競争にならなくても「不法行為」は成立しうる。元代理店のレビュー流用を「自由競争の逸脱」と断じた大阪高裁の逆転判決を解説... 大熊 裕司
パブリシティ権 損害賠償契約パブリシティ権肖像権 契約終了後もタレントの写真を使い続けてOK?ウェブサイトの肖像権・パブリシティ権侵害が争われた岡田佑里乃事件を解説 2025年6月28日 「契約が終わったタレントの写真を、会社のホームページに載せ続けていたら訴えられてしまった…」 今回は、そんな実際に起きたトラブルに関する裁判例(東京地裁令和 5年12月11日判決・裁判所ウェブサイト)をご紹介します。... 大熊 裕司
判例紹介 複製権著作者人格権契約同一性保持権 大学の先生が書いた研究報告書、著作権は誰のもの? 2025年5月26日 今回は、大学の先生が行った研究の成果、例えば研究報告書などの著作権が誰に帰属するのか、という少し難しいけれど大切な問題について、一つの裁判例「北見市環境調査報告書事件」をもとに分かりやすく解説してみたいと思います。... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償契約差止請求職務著作 職務著作か個人著作か─ファッション色彩判決を徹底解説 2025年3月31日 以下のブログ記事は、令和6年12月25日に言い渡された知的財産高等裁判所判決(損害賠償等請求控訴事件・令和6年(ネ)第10035号・裁判所ウェブサイト)および、令和6年3月25日に言い渡された原審・東京地方裁判所判決(損害賠償等請求事件・令和5年(ワ)第70315号・裁判所ウェブサイト)を題材に、いずれも「著作権法上の... 大熊 裕司
著作権の利用 著作者人格権契約ライセンス著作権譲渡 著作権譲渡契約書の書き方と注意点【雛形つき】27条・28条の特掲までわかりやすく解説 2026年7月28日 【この記事の3行まとめ】 著作権を買い取るなら譲渡契約、使わせてもらうだけならライセンス契約。まずこの違いを押さえましょう 契約書に「著作権法27条・28条の権利を含む」と明記(特掲)しないと、翻案権・二次的著作物の利用権は譲渡されなかったと推定されます(61条2項)。譲渡契約書の最重要ポイントです 著作者人格権は譲渡... 大熊 裕司