言語の著作物 翻案二次的著作物翻案権類似性 小説・ノンフィクションの漫画化はどこから著作権侵害?翻案の判断基準(江差追分事件)をわかりやすく解説 2026年7月28日 はじめに――「実話もの」の漫画化はなぜ揉めるのか ノンフィクション作品を原作とした漫画やドラマは人気のジャンルです。しかし、「原作に書いてあった事実を使っただけなのに、著作権侵害だと言われた」「うちの本の内容がそっくり漫画になっている」といった紛争は少なくありません。 小説・ノンフィクションと漫画は表現形式がまったく異... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償公衆送信権漫画海賊版 海賊版サイト「漫画村」に関連する広告を提供した広告代理店に対する損害賠償を認定した裁判例 2024年8月31日 令和4年6月29日に知財高裁で下された判決は、漫画家が自らの著作物を違法に公開した海賊版サイト「漫画村」に関連する広告を提供した広告代理店に対して損害賠償を請求した事件に関するものです。この事件は、著作権侵害に関与する行為がどのように評価されるのかという点で、非常に重要な判例となっています。... 大熊 裕司
著作者 著作者人格権契約佐村河内事件 ゴーストライター契約と著作権法 2024年8月31日 ゴーストライター契約とは、著作者としての名前が公表される人物(著作名義人)と、実際に著作物を創作する人物(ゴーストライター)との間で結ばれる契約です。この契約に基づいて、ゴーストライターが創作した著作物が、著作名義人の名で公表されることになります。このような契約は、一般的に合法とされている一方で、社会的な評価や道徳的な... 大熊 裕司
判例紹介 損害賠償著作物性SNSプライバシー権 Googleマップに画像を投稿した行為が著作権法41条にいう時事の事件の報道のための利用に該当しないとされた事例 2024年8月31日 東京地裁令和5年2月28日判決(判例タイムズ1514号233頁) 判決内容の要点 2023年2月28日、東京地方裁判所において、インターネット上の地図サービス「Googleマップ」に投稿された画像が、著作権法第41条の「時事の事件の報道のための利用」に該当しないとされた判決が下されました。本件は、原告が自身のInsta... 大熊 裕司
著作権の権利制限 図書館 令和3年著作権法改正 2024年8月31日 平成3年の著作権法改正は、図書館の利用者や関係者にとって非常に重要な意味を持つものでした。この改正により、図書館が所蔵する資料のデジタル化やネットワークを介した利用が大幅に拡充され、特にコロナ禍での利用制限に対応するための措置が導入されました。本ブログでは、この改正の背景と具体的な内容、そしてその影響について詳しく解説... 大熊 裕司
著作権侵害 損害賠償海賊版図書館 令和5年著作権法改正 2024年8月31日 令和5年著作権法改正は、デジタル時代の著作物利用に対応するための重要な法改正として注目を集めています。この改正は、デジタルコンテンツの普及やインターネットの利用が急速に拡大する中で、著作権保護と利用者の利便性のバランスを見直すことを目的としています。以下では、この改正の背景、具体的な改正内容、およびその影響について詳し... 大熊 裕司
建築の著作物 複製権著作物性創作性美術の著作物 建築の著作物とはーグルニエダイン事件・シノブ設計事件・ノグチ・ルーム事件 2024年4月21日 建築の著作物は、著作権法第10条1項5号において著作物の一類型として列挙されています。 (著作物の例示) 第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである (略) 五 建築の著作物 建築の著作物は、一般的に美術の著作物の一類型と考えられています。著作権法で保護されるのは建築の著作物ですので、著作物性が... 大熊 裕司
美術の著作物 損害賠償複製権翻案美術の著作物 たこの滑り台事件ー応用美術 2024年4月21日 知財高裁令和3年12月8日判決言渡 令和3年(ネ)第10044号 著作権侵害控訴事件 (原審・東京地方裁判所令和元年(ワ)第21993号) https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-90798.pdf 事件の概要 本件は、控訴人Aが被控訴人Bに対し、訴外会社... 大熊 裕司
建築の著作物 著作物性著作者人格権差止請求美術の著作物 ノグチ・ルーム事件ー建築の著作物 2024年4月21日 平成15年(ヨ)第22031号 著作権仮処分命令申立事件 https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-11053.pdf 申立の概要 債務者である「学校法人慶應義塾」は、三田キャンパスにおいて、慶應義塾大学大学院法務研究科 (以下「法科大学院」という。)を開設する... 大熊 裕司
美術の著作物 著作物性音楽美術の著作物応用美術 ファービー事件(仙台高判平成14年7月9日)-応用美術 2024年4月21日 【重要な追記(2026年7月)】応用美術(量産実用品のデザイン)の著作物性については、その後、最判令和8年4月24日(令和7年(受)第356号・第二小法廷)が統一的な判断基準を示しました。同判決は、意匠法との役割分担を理由に量産実用品へ広く著作権法の保護を及ぼすことを否定したうえで、「量産実用品の全体又は部分における形... 大熊 裕司